「毎月生理が重くて学校を休んでしまう。」
「市販の痛み止めを飲んでも全然効かない・・・」
中高生のお子さんやそのお母さまから、このようなご相談を受けることがよくあります。
なぜ痛み止めが効かないことがあるのか、低用量ピルは本当に安全なのか。
今回は思春期の生理の悩みについて分かりやすく解説します。
目次
1.なぜ痛み止めが効かないことがあるの?
痛み止め(鎮痛剤)は、痛みの原因物質である「プロスタグランジン」の発生を抑えるお薬です。そのため、痛みがピークに達してから飲んでも効果が出にくいことがあります。
また、この物質が大量に分泌されている場合でも、市販のお薬だけでは抑えられないことがあります。
その他、痛みがひどい背景には、「月経困難症」という治療対象の病気が隠れているケースも少なくありません。薬が効かないのは、身体のケア方法を切り替えるサインかもしれません。
2.低用量ピルは何歳から飲める?
低用量ピルは、初経から半年経過していれば内服することができます。
10代の中高生でも処方を受けられます。
ピルは排卵を休み状態にし、子宮内膜が厚くなるのを防ぐため、痛みの原因物質そのものを減少させます。
副作用や将来への影響が気になる方へ
飲み始めの時期に、吐き気や頭痛、不正出血などが起こることがありますが、多くは1~3カ月程度で落ち着きます。また、「将来妊娠しにくくなるのでは?」と心配される声もありますが、服用をやめれば排卵はもとに戻るため、将来の妊娠への悪影響はありません。
我慢を続ける前に産婦人科へ
生理痛で毎月生活や勉強が止まってしまうのはとてもツライことです。
低用量ピルは決して「特別な薬」ではなく、快適な日常を送るための選択肢の一つです。いたみを我慢せず、まずは婦人科を受診して相談してみませんか?
